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PTNA課題曲セミナー

最近はやっと6月らしくなってきました。 セーヌ川の水位は下がりましたが、ストやデモで混乱していますね。電車やメトロ、ゴミ収集のストなどは日常に直結してくるので何かと大変です。早く通常通りに戻る事を願います。

そして、今日は半年以上前にチケットを取ったアンネゾフィー・ムターのヴァイオリンコンサートへ行く予定でしたが、こちらもキャンセルになってしまいました。 半年近く後の11月に延期という事で、気長に待とうと思います。

フィルハーモニー・ドゥ・パリは総工費4億ユーロをかけて作られた新しいホールで、チケットもすぐに売り切れてしまうので音響も楽しみです。

来年度の為に既に2つのコンサートを申し込みました。 またこちらにコンサートで感じた事を綴りたいと思います。

今日はEラーニングで勉強した課題曲セミナーの内容を書きたいと思います。 今回は古典派の課題曲についての解釈です。


講師はピアニストの佐藤卓史さん。 大学時代に日本音コンで1位をとられた時の事を思い出します。私と殆ど年が変わらないのではないでしょうか。 音楽に対する信念をしっかりお持ちで、曲の分析など大変勉強になりました。

古典派の概念は普遍性と様式感だという事をおっしゃっておりました。 バロックと違い和声が単純になったのも古典派の特徴です。単純な和音でフレーズを作り、それがひとつの意味を成すような音楽。

そして、それまでダンスや歌の伴奏として使われていた鍵盤楽器が、楽器そのもので音楽を作るようになったのも古典派の特徴です。歌詞がなくても理解出来る音楽、言葉が分からなくても理解出来るというところが古典派の持つ普遍性だと解釈しました。

古典派の時代に使われていたフォルテピアノは、とても繊細な楽器なので腕を使った重力奏法をすると音が潰れてしまうそうです。鍵盤が軽くて浅いので、指の速さで強弱をつけるといったような弾き方をするそうです。

佐藤さんも実際にフォルテピアノのレッスンを長年受けて来られたそうなのですが、当時の演奏習慣や演奏法に関する知識は、今やアルゲリッチなどのトッププレイヤー達の間では常識だという事です。 時代の流れと共にその様な傾向になってきた様ですが、フォルテピアノなどの古楽器の奏法を現代の楽器で再現する事をピリオド奏法と言いいます。

ピリオド奏法など分かった上で、では現代のピアノでそれをどう表現するのかという所で解釈の可能性が広がるのではないかと思います。

モーツァルトやハイドン、ベートーヴェン、古典派の作品は沢山ありますが、それぞれ使われていた楽器も違いますので作曲家の特徴もお話しして下さいました。

こちらの課題曲セミナーではA1〜D級までの曲を扱いますので、一度に沢山の曲の解釈を聞く事ができます。色々な曲と向き合う事が指導力を上げる為には欠かせませんので大変勉強になりました。

4期の作品に関する講座は、何度聞いても新たな発見があります。次回はロマン派についてもまた勉強したいと思います。

École de piano japonaise à Paris

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